確定拠出年金の特徴としくみ

■ 確定拠出年金の特徴

確定拠出年金の特徴を確定給付型年金と比較しながらみていきましょう。そして企業型年金と個人型年金とからなる確定拠出年金の仕組みを説明いたします。

◇ 確定拠出年金の運用リスク

確定給付型年金の運用指図は企業が行うため、運用リスクは企業が負担することになりますが、確定拠出年金では、運用指図は加入者が個人で行うため個人が運用リスクを負担するこになります。

◇ 残高の把握

確定給付年金では、年金全体がひとつのファンドとして運用されています。そのため個人の残高をリアルタイムで把握することはできません。確定拠出年金では、個人ごとに勘定が管理されているため、個人の残高をリアルタイムに把握することができます。

◇ 転職時の移換

確定給付型年金は、全体で運用されているため転職などの際に積立金の移換は困難ですが、確定拠出年金は個人で管理されているため積立金の移換が可能です。

◇ 受給資格

確定給付型年金は受給権に制限が加えられる場合(懲戒解雇の場合など)がありますが、確定拠出年金は3年以上勤務の場合は受給資格が完全に確保されます。

■ 確定拠出年金のしくみ

◇ 企業型年金

企業型年金は、掛金を拠出するのは企業であり、従業員が上乗せして拠出することはできません。国民年金の第2号被保険者(公務員を除く)が対象です。

企業型年金のしくみ

◇ 個人型年金

個人型年金は、掛金を拠出するのは個人であり、企業が上乗せして拠出することはできません。対象者は国民年金の第1号被保険者である自営業者と、企業年金(厚生年金基金、適格退職年金、確定拠出年金)のいずれの対象になっていない企業の従業員です。

個人型年金のしくみ